REDSエージェント、宅建士の菅原です。

 

先週の日曜日にお客様からSUUMOに掲載された物件の見学希望をいただきました。

 

口をふさぐ女性

(写真はイメージです)

 

すぐにレインズ(不動産会社専用の物件売買情報サイト)を確認したところ、未掲載でした。SUUMOには「新着」マークが付いていたので、まだ掲載期日前になっているだけと解釈し、SUUMOに掲載している不動産会社に電話。定休日でつながらなかったので月曜日に確認したところ、SUUMOの掲載がなくなっていました。

 

そこで改めて不動産会社の担当者へ電話して聞いたところ「実はまだ媒介契約締結前で、準備のために入力していた情報が手違いで掲載されてしまった」ということでした。「そんなフライングあるの?」とビックリしましたが、「今週末までには媒介契約を締結する予定ですので、紹介できるようになったら電話しますよ」と言ってくれたので、電話番号もお伝えしました。

 

担当者の言葉どおり、その週の金曜日に再びSUUMOに掲載され、今度は下記の現地案内会の告知も入っておりました。

 

この告知には担当者直通の携帯番号が書かれています。告知を見て来た内覧希望者は現地に着いたら、担当者に直接電話をして部屋に入る流れです。

 

翌日、私は担当者へ電話。「先日お電話したREDSの菅原ですけど、ご見学希望のお客様がいるので、案内させてほしい」と伝えました。すると返ってきた答えは「まだ自社のお客様だけのご案内なので…」でした。

 

これはまさに「囲い込み」の発言です!(囲い込みについてはこちらの記事をご覧ください)

 

私も思わず「それ囲い込みですか?」と聞いてしまいました。

 

さらに現地案内会の告知を見た旨も伝えたところ、渋々ではありましたが「その時間に来てくれれば見せますよ」と了承を取りました。そこで私は翌日の日曜日の11時にお客様とエントランス前で待ち合わせすることにしました。念押しのために再度、担当者へ電話したのですが、そこからは何度かけても電話に出なくなってしまいました。

 

留守電に明日の日曜11時にお客様と一緒に行く旨を残しましたが、当日の朝から11時の間にかけても出ません。ただ、部屋の中に担当がいるのは分かっていました。

 

11時前にその担当者の直接の客が来て、エントランス前で待っていた私に声をかけてきたので「あなたが電話した担当者は私ではないですよ」とお伝えしたら、その人は再度、電話をして部屋に入っていきました。

 

11時過ぎに私のお客様も見えたので、囲い込みされている事情を説明し、今度はお客様から直接、担当者の携帯に電話してもらいましたが、やはり電話に出ませんでした。さらにオートロックのエントランスからチャイムを押しても返事はありません。

 

そうこうしているうちに、先に入っていった人が出てきたので、入れ替わりでオートロックを入り、部屋の前まで行き、呼び鈴を鳴らしましたが、それでも出てきません。ドアノブを回したところ、鍵がかかっていなかったので、ドアを開けて声をかけたら、中にいた担当者が出てきました。

 

やっと私のお客様にご見学いただくことができましたが、かなり妨害され、お待たせしてしまいました。不動産業界の囲い込みの実態を目の当たりにされ、不愉快な思いをさせてしまいました。同業者として恥ずかしい思いです。

 

この不動産会社は大手銀行のグループの不動産会社。私の想像を上回るひどい対応でした。この会社に売却を依頼した売主様も、不動産会社の私利私欲のために囲い込みを行っている実態を知ったら、何と思うでしょうか。売主様にとっては機会損失以外の何物でもありません。

 

弊社は決して囲い込みを行いません。不動産会社が自社の両手仲介を目的に行われる囲い込みは売主様にも、買主様にも不利益でしかないですから。しかし、囲い込みをやる業者はこの大手銀行系だけでなく、もはやほとんどの業者と言えます。

 

こんな実態を知っても、あなたは囲い込みをする業者に高額の仲介手数料を支払って売却や購入の仲介を依頼されますか?

 

 

菅原秀泰(REDSエージェント宅建士、080-7564-4397、h.sugahara@red-sys.jp)
東京都出身。担当エリアは都内をはじめ首都圏一円、得意物件は土地、戸建、マンション、投資物件。薬学部出身で、製薬メーカーやドラッグストアなど異色の経歴を持ち、35歳で不動産業界に飛び込んだ。
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