首都圏で毎年、増え続ける分譲マンション。しかし、その資産価値を長く保つことができるものは限られるのではないでしょうか。不動産の価格は、利用価値で決まるといわれます。

 

その不動産を利用する人間の数が減っていく近未来、利用価値は低くなるため、価格は下がっていきます。住宅ジャーナリスト、榊淳司氏は近著『2025年 東京不動産大暴落』でこう警鐘を鳴らしました。

 

各メディアで健筆をふるう榊氏は不動産への愛ゆえの辛口で知られますが、そんな榊氏にも資産性や流動性からその価値に脱帽したマンションがあります。マンションの具体名を挙げて、なぜ優れているのかを紹介していきます。

 

マンション

(写真はイメージです)

 

エクセルダイア蒲田ネクスト

 

売主・東邦ハウジング 京急本線「京急蒲田」駅徒歩3分 JR京浜東北線「蒲田」駅徒歩6分 
全146戸  2013年5月完成 14階建

 

JRと京急、両方の「蒲田」を利用可能

 

蒲田というのは基本的に庶民的な街です。JRの駅前の方が栄えていますが、京急蒲田の周辺もまずまず。肩肘張らずに暮らすには便利で楽しい街です。このマンションは、その両者の中間からやや京急寄りです。

 

分譲したのは地元に強い企業ですね。建物完成は2013年5月。まだ、今の局地バブルがその片鱗すら見せていなかった頃ですね。ここ直近でマンション価格が底値であった時期です。この時期に新築マンションを購入した人は、だいたい含み益を得ています。「あの時に買っておけば」と後悔している人も多いはず。でも、あと何年かしたら必ず下落期がやってきますからご安心を。

 

さて、このマンションはお隣が商店街だったりして、かなり庶民的。3階あたりまではテナントが入っているようで、いわゆる下駄履きです。管理組合の運営がどうなっているのかやや心配なので、検討される場合は管理組合の総会議事録を取り寄せて熟読しましょう。もしかしたら、元の地権者さんが実質支配しているかもしれません。

 

このマンションは2つの駅に近いので、表面的には売りやすく、貸しやすい物件です。ただ、中古マンションの流通市場を見てみると、さほど売買件数が多くありません。その理由はよく分かりませんが「蒲田で中古マンションを探す」という需要が思うほど強くないのかもしれません。

 

新築時の売出し価格は平均坪単価にして220万円前後だったと推定されます。現在の相場観は坪単価280万円。3割近くの上昇ですね。しかし、今後ともこの水準が維持できるかどうかは不明です。ブランド力は弱いマンションなので、下落が始まるとスルスルと落ちるかもしれません。

 

このマンションも「住む」ということを基本に考えるべきです。蒲田は悪くない街ですが、資産価値には多くを期待すべきではありません。また、こういう下町系のマンションは時に売り急ぎ住戸が出やすいもの。じっくりと定点ウォッチをしていくべきですね。

 

 

榊淳司(住宅ジャーナリスト)
1962年生まれ、京都府出身。同志社大法学部および慶応大文学部卒。不動産の広告・販売戦略立案の現場に20年以上、携わってきた。一般の人々に分かりにくい業界内の情報や、マンション分譲事業の仕組み、現場担当者の心理構造などをブログ上で解説。近著に『2025年東京不動産大暴落』(イースト新書)、『マンション格差』(講談社現代新書)など。

 

●ご存じですか? 不動産売買の仲介手数料はすべて割引!さらには無料になることを

東証一部上場企業グループの不動産流通システム(REDS)は、不動産売買の仲介手数料をすべて割引、さらには最大無料としつつも、お客様からの満足度の高いサービスを実現しています。

広告宣伝費などのコストを徹底的にカットしつつ、資質と経験を兼ね備えたベテランスタッフの運営でサービスの質は高め、お客様に利益を還元しています。

業界の常識を覆すREDSの新たなビジネスモデルは、「ワールドビジネスサテライト」「とくダネ!」などのテレビ番組をはじめ、各メディアでも紹介されています。

平日・土日祝日も営業中(10:00-19:00)です。お気軽にお問い合わせください。フリーコールはこちら0800-100-6633


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る