首都圏で毎年、増え続ける分譲マンション。しかし、その資産価値を長く保つことができるものは限られるのではないでしょうか。不動産の価格は、利用価値で決まるといわれます。

 

その不動産を利用する人間の数が減っていく近未来、利用価値は低くなるため、価格は下がっていきます。住宅ジャーナリスト、榊淳司氏は近著『2025年 東京不動産大暴落』でこう警鐘を鳴らしました。

 

各メディアで健筆をふるう榊氏は不動産への愛ゆえの辛口で知られますが、そんな榊氏にも資産性や流動性からその価値に脱帽したマンションがあります。マンションの具体名を挙げて、なぜ優れているのかを紹介していきます。

 

資産価値の高い優良マンション,中央区ブリリアウェリス月島

(写真はイメージです)

 

ブリリアウェリス月島

 

売主・東京建物、NTT都市開発 東京メトロ有楽町線 「月島」駅 徒歩4分
全180戸  2013年3月完成 地上15階地下1階

 

「離宮」とは何のこっちゃ?

 

東京建物という会社の出す広告は「ワケの分からないものが多い」というのがひとつの特徴です。もう10年前後は前のことになりますが、ここから2つほど向こうの「島」でお作りになったタワーマンションでは、マドンナやオダギリジョーを使って、かなりの失敗をしたはず。なのに、あまり学習効果が出ていなかったように見えました。

 

そして、このマンションの新築販売時の広告コンセプトは「月島離宮」でした。この「離宮」って何ですか? 離宮とは、皇居や王宮とは別に設けられた宮殿のことですが、この場所に離宮があったとは知りません。ここは、ただの「月島」でしょ? そのあたり、当時のホームページでは何も分かりませんでした。

 

私は、この場所の隣にあった広告代理店によく出入りしていました。したがって、月島はある程度は馴染みのあるところですし、その頃までに20年ほど佃大橋を行ったり来たりしています。なのに、ここが何かの「離宮」とはつゆ知りませんでした。その広告で初めてこのマンションを知る人にとっても、よく分からなかったと思います。

 

そうでなくてもマンションは、このマンションは当時でもかなりの高額商品でした。それをごまかそうとした意図が見えて、最初は何ともイメージが悪い物件でしたね。今はもう、立派な中古マンションになっていますが。

 

商品としてはリバービューを重視したのか、隅田川を左に置いた「コ」の字の反転型配棟が採用されています。したがって、川の眺めを楽しむ住戸は北西向き。その他は南西向きと北東向きという、マンションとしてはちょっとイレギュラーな計画となっています。

 

そして、電気自動車のカーシェア、太陽光発電、屋上緑化など今はやりの「エコ」を取り入れていました。また、内廊下方式で、ラウンジなども上質な仕様を採用。全体的に「高級感」を追求していたように思えます。

 

その意図は、どうやら「高く売る」ことが目的のようでした。販売当時の推定坪単価は300万円前後と、当時としてはお高め。同じ時期にお隣の都営大江戸線「勝どき」駅から徒歩8分の場所にあって、坪単価220万円で販売されていたのが、このあとご紹介する「東京ミッドベイ勝どき」です。

 

1割強の値上がりも好みの分かれるリバービュー

 

このマンションは隅田川ビューを何よりのウリにしていましたが、中古となった今、どう評価されるのでしょうか。リバービューといっても「南向き」を重視する人には、あまり受けない要素です。

 

現在、中古での流通価格は新築時よりも1割から1割5分程度の値上がり。ノムコムによると、参考相場価格は5,174万~1億7,431万円。参考相場単価は㎡当たり78万~150万円、坪あたりだと257万~495万円となっていました。

 

ただ、資産価値の評価はリバービューをどう評価するのかで分かれるので、盤石とは言えないところがありますね。好きな人は好きなのかもしれませんが。

 

榊淳司(住宅ジャーナリスト)
1962年生まれ、京都府出身。同志社大法学部および慶応大文学部卒。不動産の広告・販売戦略立案の現場に20年以上携わる。一般の人々に分かりにくい業界内の情報や、マンション分譲事業の仕組み、現場担当者の心理構造などをブログ上で解説。近著に『2025年東京不動産大暴落』(イースト新書)、『マンション格差』(講談社現代新書)など。

 

 

▼他にもあります、中央区の優良マンション

≫ 東京ミッドベイ勝どき

≫ キャピタルゲートプレイス・ザ・タワー

 

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