住宅ローンは この数年、空前の低金利時代と呼ばれています。
一生の内で最も高額な買い物である 不動産の購入。
費用の調達には、多くのお客様が 銀行の住宅ローンをご利用になる訳ですが
返済期間は最長35年。長い期間のご利用になりますので
出来れば金利は安いに越した事がありませんね。
以下は、2022年3月の住宅ローン金利のランキングです。(週刊ダイヤモンドの記事より)
1位 auじぶん銀行 0.31%
2位 PayPay銀行 0.38%
3位 みずほ銀行(ネット住宅ローン)0.375%
以下、SBIマネープラザ・住信SBIネット銀行・新生銀行・ソニー銀行
それぞれ、変動金利になりますが、上位0.3%台が並んでおります。
一般的な銀行の【店頭金利】は、変動金利で2.475%で、
各銀行ごとに、審査によって店頭金利から、返済終了までの期間、通年で【金利優遇】つまりディスカウントを設定しております。
その値引き後の金利が上記になる訳です。
こうして見ると、新規お客様を獲得の為 各銀行 薄利多売の値引き競争がうかがえますね。
さて、こうした低金利の住宅ローン。どこを使おうか迷ってしまいます。
上記の銀行のほとんどが、ネット系の住宅ローンで、
審査申込は、WEBから簡単に行う事ができ、審査時間も比較的短期間です。
銀行によっては、ご融資実行までの手続き全てを、非対面で完結している所もあります。
せっかくの高いお買い物ですので、私としても、出来るだけ低い金利の銀行をお勧めしたいと思っております。
が、ここで、ご注意いただきたい点をいくつかご案内させていただきます。
購入物件が見つかり、購入申込を頂き売買契約への運びになる際、
売買契約締結前に、住宅ローンの事前審査が必須となります。
売主様からすると、契約は締結したけれど、買主様が住宅ローンの審査に落ちて 解約になってしまう・・・
というリスクを無くしたい為です。
どこの銀行でも住宅ローンの審査は、【事前審査】と【本審査】の二段階で行います。
【事前審査】では、お客様のお勤め先、ご年収、他のお借入れ状況などによる仮の審査で、お申込み額のご融資についての可否が判定されます。
【本審査】は、売買契約締結後、契約書類や物件の詳細資料、お客様のご年収を裏付ける公的証明書などにより、確定的な審査が行われます。
この審査の内容について、各銀行ごとに規定が異なり、その詳細はHPやパンフレットなどで公開されていません。
一般のお客様は知るすべが無い「ブラックボックス」となっており、審査してみないと分からない訳です。
(審査の結果 否決となった場合も「総合的判断」という事由で、詳細は開示されません)
上記の様に、現在はネット系住宅ローンが手軽にお申込みいただけますので、
ご自身でHPなどからお申し込され、その仮審査承認をもって売買契約に臨もうとされる、お客様も多いのですが
売主様によっては、この「ネット系銀行の事前審査結果」では、売買契約に応じていただけない場合が多々ございます。
その理由は以下が挙げられます。
①「ネット系銀行の審査」は、事前審査で可となっていても、本審査にて否決、または減額など 結果が変わってしまう可能性が高い。
・事前審査の際、お客様個人の情報は審査されますが、ご購入物件についての資料提出が求められず、物件審査が行われません。
物件の審査は、本審査に際して行われます。特に中古物件(戸建、マンション)に関しては、築年数による制限を設けている銀行が多く、
古い物件では お借入れ期間が大幅に短くされる事や、「担保力不足」を理由に否決になる事があります。
② 審査に要する時間が長く、その間の進捗については開示してもらえません。
ネット系住宅ローンについては、お客様には見えない こう言った落とし穴がありますが
これらの警戒要素。
私ども 【REDS】のエージェントは、各銀行の諸規定などについての知識もございます。
また、日々の多くの売買経験から、各銀行の担当者とのパイプを持っており、
お申込み前 お客様毎に事前に相談が可能です。
一生に何度もある訳ではない、大事な不動産ご購入。
よりお得に、より安全に実現していただくため、銀行選びについても適切にアドバイスさせて頂いております。
まずは お気軽に担当エージェントにご相談下さいませ。