みなさま、こんにちは。
先日、(公財)東日本不動産流通機構が「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2021年)」を公表しました。
その資料によりますと、首都圏で成約した既存マンションの平均築年数は22.67年(前年比0.68年増)、新規登録物件は27.23年(同0.40年増)。
既存戸建てについては、成約物件は21.20年(同0.42年減)、新規登録23.78年(同0.35年増)となるそうです。
築年帯別の構成比率をみると、
既存マンションの成約物件では築31年以上が29.7%(同2.2ポイント増)と3割に迫り、
その約半数が築40年超となるようです。
また、築6~10年、築26~30年も比率が拡大しているそうです。
築古のデメリットとして木造戸建で20年、マンションは25年以上経過したものは、
基本的には、住宅ローン減税等の税制優遇を受けられないのですが、
それでも尚、価格的にメリットを感じられる方が多いようです。
たしかに外観が古くとも、
例えばリノベーションマンションやリノベーション戸建と云った物件の室内は、
ほとんど新築と云っても過言ではないレベルにあるかと思います。
耐震性も新耐震基準(S56.6.1以降)の物件であれば、ある程度の強度は期待できると考えられる方が多いのかと思います。
なお、既存マンションの平均価格は
■築5年以内が6,136万円、築6~10万円が5,538万円
■築11~20年が4,000万円台、築21~25年が3,000万円台
■築26年以上は2,000万円台
既存戸建の平均価格は
■築10年以下は4,000万円台
■築11~25年が3,000万円台
■築26年以上が2,000万円台
上記のようになるそうです。
ご参考までにいただけると幸いです。