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リチャード M.ナッシュRichard M. Nash

4月のアメリカ不動産市場スナップショット

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公開日:2021年6月1日

       アメリカにおける2021年4月の既存(一軒家、マンション等を含む中古)住宅物件販売関連情報を全米リアルター協会(NAR)が5月下旬に発表しました。それによりますと、4月の販売戸数は季節調整済年率換算値ベースで3月と比較して2.7%低い585万戸だったそうです。これは3か月連続して落ち込んだことになります。それでも、昨年の同時期の販売戸数(437万戸)と比べるとなんと33.9% 増加していることになり、根強い需要が市場を加熱し続けていることが窺えます。

       既存住宅物件の中央値価格は、アメリカの各地域で二桁台上昇し、昨年4月の$286,800と比べて19.1%も伸び$341,600になったそうです。これは110か月連続の対前年比増になります。先月に引き続き歴史的高値を更新しています。10年に迫る連続値上がりは想像を超えるものです!

       在庫不足が続く限りこの勢いは止まらないというのが専門家の見解です。4月末の在庫戸数は3月末と比べ10.5%増え110万戸になりましたが、これは前年同時期の146万戸と比較し20.5%下落し、歴史的に低水準が続いています。この為、売物件が市場に出ると、先月の18日という新記録が更新され、4月はたったの17日で売れてしまうそうです。昨年同時期は27日でしたので需要が益々加熱していることが分かります。当月は約88%の売物件が市場に出てから一か月以内で売却されているとのことです。

       4月に入り30年住宅ローンの固定金利は3月の3.08%から3.06%に微減少しました。2021年は3.5%以下の水準が保たれるだろうというのが専門家の結論でした。

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