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リチャード M.ナッシュRichard M. Nash

住宅物件の“適正価格”はどの様に計るのがベストか? Part 1

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公開日:2021年3月8日

          家を売る時も買う時も気になるのは適正価格だと思います。ここで言う適正価格は査定価格とは違います。査定価格は、勿論直近の取引価格も参考にしますが、不動産業者がその時の「相場」を個人的な所見も含めて、この値段だったら買う人がいるだろうなと推測して設定する価格です。AIを使っているとか何とかと言っていますが、結局“その時”の金利環境、需給関係、や財政政策等を反映した相場の価格になります。逆に、私が言う適正価格とはもっと中長期的観点からの現在の「健全な価値」を意味します。

 

          以前のブログ記事でも書きましたが、中央銀行による金融緩和政策(マイナス金利や金融資産の買支えも含め)がもたらした金融市場の歪みによる異常な状況下での各種資産の取引価格は適正価格を超過していると私は思います。だからこそ、バブルという言葉を囁く声が段々大きくなってきていると思います。しかし、この異常な環境下においてもエンドユーザーはFOMO(3月1日のブログを参照)により、割高であっても“市場は常に正しい”を信じて株式でも住宅でも購入してしまいます。

 

          もし、適正価格がどのへんにあるのかを知っていればもう少し様子見をしたと思います。確かに、金融資産の場合は流動性が高いので、価格が大幅下落する前に売り抜けることもできるかもしれませんが、流動性の低い不動産の場合は違います。買手が見つかる前に相場価格が大きく落ち込む可能性は十分にあります。従って、できる限りこの損失を少なくするためには、できるだけ適正価格に近い相場価格で購入しておくことが大事になります。その場合、もし個人的な事情が許すのであれば購入を「待つ」というのも一つの選択肢になると思います。

 

          次回のブログではこの適正価格をどの様に計るのがベストかについて私の考えを書かせていただきたいと思います。

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