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リチャード M.ナッシュRichard M. Nash

アメリカで気候変動リスクへの再認識を深める時が来た?

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公開日:2021年2月22日

     近年では100年に一度級の豪雨や50年に一度しか起きないという洪水が毎年の様に日本のみならず世界中で発生し、多大の被害を及ぼしています。この様な気候変動による物理的及び経済的被害のニュースは世界中で大きく取り沙汰されている割には、先週の投稿でも書きましたが、これらの災害リスクが不動産資産価値に与える影響はなかなか耳にしません。被災した限られた方々以外は実感しないのかもしれません。

     先週はアメリカの広い地域を猛寒波(Polar Vortex)が襲いました。驚いたのは、普段は冬でも比較的暖かい南部のテキサス州が100年に一度と呼ばれる大寒波により氷漬けになったことです。ダラス市でさえ-21℃になったとのことです。水道管が破裂して水漏れが起きたり、ポンプの凍結で断水になったり、送電システムがパンクして停電になり数日間にわたりテキサス州だけでも400万人ともいわれる人たちの家屋に損害や生活に大きな支障が発生しました。農地や牧場も多い州なので、作物と家畜にどの様な悪影響を与えたかも懸念されます。

     何れにしても、近年は住みやすく良いところとして人口が増え続け、不動産価格も堅調に上昇してきたテキサス州ですが、今回の歴史上例を見ない大寒波で住宅等の建物に対する直接被害の損害額も気になりますが、これらの天災による被害が今後どの様に間接的にガソリン、電気料金、損害保険料、主食品やお肉類等の価格高騰に結び付き、生活をどの程度圧迫するかも心配になります。

     日本も何時同じようなことが起きるか分かりませんので、「対岸の火事」と簡単に片づけるわけにはいかないでしょう。不動産を購入する際には天災リスクを含めた総合的な観点から考えなければならない時代に入ったと思います。

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