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リチャード M.ナッシュRichard M. Nash

異常も長く続けば正常になる?

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公開日:2021年2月8日

     金融と不動産に長年携わってきた私にとって、現在の経済状況が不思議に思えてしょうがないです。ウオールストリート系投資銀行の債券部で働いたことがあるので、金利については比較的詳しい方だと思っています。ですから、ゼロ金利政策が長年続き、それどころか約5年前からマイナス金利政策が打ち出された時はその異常さに驚きました。しかし、これほど長期間この異常な状況が続くと何だか当り前に思えるようになり、知らないうちに異常が正常に見えるようになってしまった自分が恐ろしいです。

     このマイナス金利政策と共に日銀が打ち出した金融緩和政策は量的緩和だけではなく、有価証券の買い支えがあります。簡単、そして皮肉っぽく言うと、日銀はお金を宙から創り出して、それを色んな名目で市場にばらまいているということです。ましてや、コロナ禍による金融危機の対策としてその規模も拡大しています。これらの金融政策によって、日本の株価は実態を伴わない水準まで上昇していると思います。証券市場だけではなく、不動産市場も日銀の政策の恩恵を受けています。専門家の中でも資産バブルではないかという意見も飛び交い始めているのも事実です。

     何れにしましても、主要経済国の中央銀行が提供している低金利、大量な資金供給、と金融資産の買支えという見た目美味しいカクテルを飲み続けている“グローバルどんちゃん騒ぎ”はどの様に終わるのでしょうね。とても興味深いです。ただ、二日酔いが酷くないことを心の底から祈るばかりです。

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