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仲介手数料が《無料もしくは割引》の不動産流通システムの大沢です。
不動産のご購入やご売却にて、大手不動産会社にお願いをした方が安心だとお考えの方も多いかと思います。
しかし、本当に大手不動産会社だから安心なのでしょうか?
不動産の仕事では両手の仲介よりも、片手の仲介の方が圧倒的に取引が多いです。
※両手の仲介・片手の仲介
売主様・買主様を1つの不動産会社が担当し、売主様・買主様双方より仲介手数料をいただく場合のことを両方からもらうため両手の仲介といい、売主様・買主様のどちらかのみを担当し、他の会社と共同にて仲介をすることを片手の仲介といいます。
最近ではコロナ過ということや不動産の繁忙期(12月~3月)ということもあり、売却物件数が非常に少ない状態です。
そのため、新規売出物件でもすぐに成約となってしまうことも少なくありません。
先月に何度かあった事例ではありますが、大手電鉄系の不動産会社が専任媒介契約にて売却活動をしていた物件をご覧になられたお客様がいらっしゃったのですが、営業マンの対応が悪く、また仲介手数料についても高かったため、当社にお問い合わせがございました。
そして当社にて、再度物件をご案内し、ローン審査を行い承認も得られ、購入申込書を提出したのですが、自社のお客様を優先するということにて、当社を通しての購入が出来ませんでした。
お客様へは対応が悪く同条件でも、その会社を通しての購入はしたくないとのことでしたが、本当にお気に召していただいておりましたため、購入を第一に考えるのでしたら、そちらを通さずには購入出来ないことを説明し、お客様はご納得いかない中、大手電鉄系の不動産会社を通してのご契約となってしまいました。
専任媒介契約を結んでの売却活動の場合には依頼をいただいた場合、7日以内に国土交通大臣が指定する不動産流通機構(レインズ)に登録をする義務があります。
しかし、この会社はレインズへの登録も途中で消す対応等を行い、売主様にとっては機会損失となるような状況でした。
今回のケースだけではなくとも、大手の不動産会社にてスーモやアットホーム等のポータルサイトへの掲載はしている物件でも不動産流通機構(レインズ)への登録がない物件や他の不動産会社へ紹介させないように販売図面の登録をしていない等のケースもございます。
両手の仲介を行う事が出来れば1つのお取引で、仲介手数料が倍になるので、優先したい気持ちも分かりますが、不動産営業はご売却もしくはご購入のご依頼をいただいたお客様にとって良い取引となるように行うことが一番大切だと思います。
そのため、不動産流通システムでは基本的に売主様・買主様の双方の仲介である両手の仲介を行いません。
売主様からのご依頼であれば、高く成約出来るように努め、買主様からのご依頼であれば費用を出来るだけ抑えての購入を努めております。
お客様にとって良いお取引となるように全力で努めます。
是非、お気軽にお問い合わせくださいませ。