皆様こんにちは。
住宅ローンについて、
今回は「返済比率」(返済負担率)と「審査金利」について、
お話させて頂きます。
1.「返済比率」(返済負担率)とは
返済比率(返済負担率)とは、
「年収に対する住宅ローンの年間返済額割合」のことを指します。
まず、数式で表すと…
返済比率(%)=年間返済額(返済月額×12カ月)÷年収×100
つまり、
年収に占める住宅ローン返済額が高い、「返済比率が高い」
逆に年収に占める住宅ローン返済比率が低い、「返済比率が低い」
という、言い方をします。
住宅ローンを貸し出す金融機関は、この返済比率(返済負担率)を
基準として審査を行います。
この返済負担率が高すぎると、
毎月の住宅ローン返済が困難になることが予想され、
結果的に借りたお金を返せなくなるという事態が生じます。
金融機関はこのリスクを回避するため、返済比率の上限を設定しています。
返済比率の上限は金融機関により異なりますが、多くお見受けする数値が、
30%~40%※となります。
※各金融機関の基準及び、お客様のご年収等様々な要件で変化します。
2.「審査金利」とは
住宅ローンの契約をする際、適用される適用金利(実行金利)の他、
審査されるときだけ使用される「審査金利」という仮の金利があります。
住宅ローンの返済は長年に渡る場合がほとんどです。
将来的に情勢が大きく変わった場合でも返済できるよう、
金融機関の審査金利は実行金利より高めになっております。
審査金利は基本的に公開がないため、正確な数値はお伝えできませんが、
3%~4%で設定している金融機関が多くなっています。
なかには、フラット35やろうきん等のように、
適用金利(実行金利)=審査金利の金融機関もあります。
そのため、前述1.返済比率(返済負担率)にてお伝えした数式内、
「年間返済額」を計算する時に実際の適用金利か、審査金利にて、
算出する事により、同じ年収でも借りられる額が変わってきます。
借入可能額のご参考例を下記にお伝えします。
A金融機関 返済負担率30%以下 審査金利にて審査3%
→ご年収400万円の場合 … 2,500万円前後
B金融機関 返済負担率30%以下 実行金利にて審査1,3%
→ご年収400万円の場合 … 3,300万円前後
※上記は返済期間35年で計算。あくまで目安となります。
各金利、借入金額は、審査結果により異なる場合があります。
ご一読ありがとうございます。
お客様ご自身のご年収により、どれくらいローンが組めるのか。
ご購入ご検討されているお住まいがございましたら、
REDS【北村】まで、お気軽にご相談下さい。
不動産売買においてご不明な点の解決となれば、幸いです。
よろしくお願い致します。