こんにちは、REDSの水谷です。
不動産の広告に「頭金0円で購入できます!」と目にすることがあります。
これはどういう事かと言いますと、頭金とは物件を購入する際に、住宅ローンの借入ではなく、自己資金で用意できる金額で、物件代金の一部に充当できる部分のことになりますが、今は主な金融機関の住宅ローンで物件価格100%ローンを組むことができますから、頭金が0円で住宅を購入することができるわけです。
それなら現金がなくても全額ローンで不動産の購入ができるんだ、と思われる方も多いと思いますが、頭金は0円で大丈夫でも不動産の購入には手付金が必要になります。
手付金とは、一般的に物件価格の5~10%の金額を、売買契約時に一部先払いで支払う代金のことで、不動産売買取引のなかで、契約成立を示すお金として必ず必要なお金になります。
住宅ローンを利用される場合、契約から決済まで一般的には1ヶ月前後の期間がかかりますし、まだ建築中の物件や、売主様が居住中の物件ですと決済まで数か月かかる場合もありますので、売買契約時に購入代金を一部先払いすることで、取引が終了するまでの証拠金となり、お互いに簡単にキャンセルできないようにする意味を持つことにもなります。
なので頭金は0円でも、手付金は0円にはなりません。
手付金はあくまでも物件購入価格の一部に充当しますので、購入価格100%住宅ローンを利用していた場合、住宅ローンの実行時に手付金として先払いしたお金が手元に残り、頭金0円で住宅の購入はできるわけですが、頭金0円=現金0円ではなく、不動産の契約には購入価格5~10%の現金が手付金として必ず必要になりますので、ご注意ください。
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