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公開日:2025年5月29日  水谷 純子

料理の場から住まいの中心へ! 理想のキッチンをかなえるための基礎知識

こんにちは。REDSリフォーム、宅地建物取引士、インテリアコーディネーターの水谷です。今回はキッチンづくりの基本とスタイル別の特徴をテーマにお話しさせていただきます。

キッチンは、料理をするだけでなく、家族との会話や暮らしの中心となる大切な空間です。だからこそ、レイアウトやサイズ、設備の選び方はとても重要。今回は、キッチンづくりの基本から、人気のオープン・セミオープン・クローズドキッチンの特徴について、理想のキッチンを実現するための基礎知識をお届けします。

キッチン

(写真はイメージです)

キッチンのレイアウトを決めるための6ステップ

キッチンのレイアウトを自分好みに仕上げるには主に以下の6ステップを踏むといいでしょう。

ステップ1.目的を明確にする

まずは、キッチンの使用目的を明確にしましょう。料理を楽しむためのスペースなのか、家族や友人と過ごすための場所なのか、あるいは収納を重視するのか。目的によってレイアウトの優先順位が変わります。

ステップ2.スペースの測定

次に、キッチンのスペースを正確に測定します。壁の長さ、窓の位置、ドアの開閉方向などを確認し、どのような配置が可能かを把握します。

ステップ3.動線を考える

キッチンの動線は非常に重要です。料理をする際の動きやすさを考慮して、シンク、コンロ、冷蔵庫の配置を決めます。これらの間の距離が短いほど効率的に作業ができます。

ステップ4.収納スペースの計画

次に、収納スペースを計画します。調理器具や食材の収納場所を確保するために、キャビネットや棚の配置を考えます。使いやすさを重視して、頻繁に使うものは手の届きやすい場所に配置しましょう。

ステップ5.照明の選定

キッチンの照明も重要な要素です。作業スペースには明るい照明を、ダイニングエリアには柔らかい照明を選ぶと良いでしょう。自然光を取り入れることも考慮して、窓の位置やカーテンの選び方も検討します。

ステップ6.デザインと素材の選択

最後に、キッチンのデザインと素材を選びます。カウンタートップの素材、キャビネットの色、床材など、全体の雰囲気を決める要素を選びます。耐久性やメンテナンスのしやすさも考慮して選びましょう。

キッチンレイアウトの基本

キッチンのレイアウトは、使いやすさと動線に大きく影響します。代表的なレイアウトには以下のような種類があります。

  • I型キッチン:壁に沿って一直線に配置。省スペースで掃除もしやすく、コンパクトな住宅に最適。
  • L型キッチン:角を生かした配置で、作業スペースが広く、動線も短くなるため効率的。
  • U型キッチン:三方向を囲むように配置され、収納力と作業効率が抜群。広いスペースが必要。
  • アイランドキッチン:中央に作業台を設けた開放的なスタイル。家族とのコミュニケーションが取りやすい。
  • ペニンシュラキッチン:アイランドの一部が壁に接しているタイプ。開放感と省スペースを両立。

キッチンのサイズと寸法の目安

キッチンのサイズは、快適な作業空間を確保するために重要です。以下は一般的な寸法の目安です。

  • 作業台の高さ:85〜90cm(身長÷2+5cmが目安)
  • 通路幅:1人で使うなら90cm以上、2人なら120cm以上
  • シンク〜コンロ間の距離:60〜90cmが理想
  • 吊戸棚の高さ:床から140〜150cm程度(手が届く範囲)

これらの寸法は、実際にキッチンを使う人の身長や動き方に合わせて調整することがポイントです。

ワークトライアングルとは?

効率的なキッチン動線を考える上で欠かせないのが「ワークトライアングル」の考え方です。これは以下の3点を結んだ三角形のことを指します。

  • 冷蔵庫
  • シンク
  • コンロ

この三角形の各辺の長さがバランスよく配置されていると、調理中の移動がスムーズになります。理想的な三辺の合計は360〜600cm程度。動線が短すぎても長すぎても、作業効率が落ちてしまいます。

使いやすいキッチンのサイズ感

キッチンの広さは、単に広ければいいというわけではありません。重要なのは「動きやすさ」と「手の届きやすさ」です。

  • 一人暮らしやコンパクトな住まい:I型やL型で、必要最低限の設備を効率よく配置。
  • ファミリー向け:U型やペニンシュラ型で、収納力と作業スペースを確保。
  • 料理好き・ホームパーティーをよく開く人:アイランド型で、複数人でも快適に使える空間を。

収納の工夫も大切です。引き出し式の収納や、手元が隠れるカウンターなどを取り入れることで、見た目もスッキリとしたキッチンになります。

キッチンパーツの選び方の基本

キッチンを構成するパーツは多岐にわたりますが、以下のポイントを押さえて選ぶと失敗が少なくなります。

  • シンク:広さと深さ、掃除のしやすさをチェック。静音タイプも人気。
  • コンロ:ガスかIHかを選び、口数やグリルの有無も確認。
  • 作業台(カウンター):耐熱性・耐汚性のある素材を選ぶと長持ち。
  • 収納:引き出し式が主流。奥まで見渡せて取り出しやすい。
  • 換気扇(レンジフード):掃除のしやすさと吸引力がポイント。

また、最近では食洗機やビルトインオーブンなどの設備も人気です。自分のライフスタイルに合った機能を選びましょう。

キッチンのスタイル別:オープン・セミオープン・クローズドの特徴

キッチンの「開放度」も、暮らし方に大きく影響します。それぞれの特徴を見てみましょう。

オープンキッチン

〇長所

  • リビングやダイニングとの一体感があり、家族との会話がしやすい
  • 開放感があり、空間が広く感じられる
  • デザイン性が高く、インテリアの一部として楽しめる

×短所

  • 調理中のにおいや音がリビングに広がりやすい
  • 片付けを怠ると生活感が丸見えになる
  • 換気や収納の工夫が必要

セミオープンキッチン

〇長所

  • 適度な開放感とプライバシーのバランスが取れる
  • カウンターや腰壁で手元を隠せる
  • リビングとのつながりを保ちつつ、独立性も確保できる

×短所

  • 完全な開放感は得られない
  • 間取りによっては動線が制限されることも

クローズドキッチン

〇長所

  • 調理に集中できる独立空間
  • においや音が他の部屋に広がりにくい
  • 多少散らかっていても目立たない

×短所

  • 家族とのコミュニケーションが取りにくい
  • 閉塞感を感じることがある
  • 採光や換気に工夫が必要

まとめ

キッチンは、毎日の生活を支える大切な場所。レイアウトやサイズ、動線、パーツの選び方、そしてスタイルの違いを理解することで、自分にとって本当に使いやすいキッチンをつくることができます。これからキッチンのリフォームを考えている方は、ぜひ今回の内容を参考にして、理想のキッチンをプランニングしてみるのもよいかもしれませんね。

最後までブログをお読みいただきましてありがとうございました。

 

この記事を執筆した
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水谷 純子

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※2025年11月09日現在 本社・首都圏営業所の数値

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