皆様こんにちは。
不動産流通システムの高場です。
近年、不動産会社が中古住宅をリノベーションして販売している事例をよく見かけます。また、中古住宅を購入後、ご自分でプランニングしてリノベーションを行う方も増えております。
このような流れを受け、さらなる中古住宅市場の活性化を図るべく、【フラット35】リノベ(金利Bプラン)の要件が大幅に緩和されます。
【フラット35】リノベとは?
【フラット35】リノベとは、中古住宅を購入して、一定の要件を満たすリフォーム工事を実施することで、金利を引き下げることのできるメニューです。
「中古住宅を購入後に自ら性能向上住宅リフォームを行う場合(リフォーム一体タイプ)と「住宅事業者が性能向上リフォームを行った中古住宅を購入する場合(買取再販タイプ)」があります。
12月の【フラット35】の金利にあてはめると、「融資率9割以下・借入期間21年以上35年以下」の場合で1.31%のため、引き下げ後の金利は0.81%となります。
【フラット35】リノベの高いハードル
今まで【フラット35】リノベは、Aプラン・Bプラン共に、「省エネルギー性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」のうち、いずれか1つ以上を満たす「性能向上リフォーム」を行う必要がありました。この厳しい適用要件により、年間の利用件数は数百件に留まっていました。
【フラット35】リノベ(金利Bタイプ)の要件が大幅に緩和
2021年1月からは、【フラット35】リノベ(金利Bタイプ)の要件が大幅に緩和されます。
従来の等級表示が無くなり、「住宅ローン減税等の対象となるリフォーム工事と同等で機構が定める工事」の実施が要件となります。
【フラット35】リノベ(金利Bタイプ)の金利引き下げ期間は当初5年間に限られますが、0.5%の金利引き下げを受けることができるため、リノベーションされた中古住宅の購入もしくは中古住宅を購入してリノベーションを考えている方には、大きなメリットがあるのではないでしょうか?