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渡部 親三(宅建士・リフォームスタイリスト)

安心と信頼を御提供できるよう努めさせていただきます。

4.9

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公開日:2022年8月25日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

この度埼玉県狭山市の中古マンションが成約しました。

 

 

売却の相談をいただいてから約1ヶ月。スムーズに成約へと至りました。

売主様誠におめでとうございます。

売主様と一緒に、「半年から一年くらいの間に動きがあれば・・・」と考えていました。

まさかの早期成約で良い意味で驚きました。

仲介をやっているとこうしたことはありますね。

事前に全てが見通せればよいのですが、出してみないと分からないところが売却の難しいところであり、(語弊があるかもしれませんが)面白いところでもあります。

 

狭山市はお茶で有名で現地に行った際は地元のお茶を買いたかったのですがその機会がなかったことが心残りです。。決済の際には地元の方のお勧めのお茶をぜひ購入したいと思います!

 

渡部

 

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最終更新日:2022年12月10日
公開日:2022年7月21日

皆様こんにちは。

REDS不動産流通システムの渡部です。

 

この度取引を完了したお客様より「お客様の声」をいただきました。

 

売却結果に大変満足。専門知識が豊富なご担当者で、安心して任せられました(担当 渡部)

 

中古マンションの売却のご依頼でした。

多少時間がかかることも想定しながら販売をスタートしましたが、良いお客様に恵まれて早期の成約となりました。売主様誠におめでとうございます。

 

今回のお客様は以前ご利用いただいた親族の方の紹介のお客様でした。

こうした紹介は我々にとって大変ありがたいものです。感謝しかありません。

 

7月も後半に入り引渡しが多くなってきました。

(引渡しの手続は傾向として月末付近に集中する傾向があります)

ミスがないように集中して準備を進めていきたいと思います。

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

渡部

 

 

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公開日:2022年6月30日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

昨年から販売の依頼を受けていた荒川区南千住のマンション【東京フロンティアシティパーク&パークス】。

 

この度ご縁に恵まれ無事に成約となりました。

 

 

総戸数600戸を超える大型マンションで地域を代表する物件です。

 

販売をスタートしてから約8カ月間での成約でした。

少し時間がかかりましたが、2007年新築の物件で豊富な取引事例がある中で、過去の同物件の取引事例において3番目に高い坪単価(㎡単価)での成約となりました。今回のお部屋が20階建ての12階部分の中住戸で、「最上階」「角部屋」といった付加価値がない中で数字です。ここ最近の中古マンション市場の高騰を加味してもかなり【成功】した売却になったと思います。売主様誠におめでとうございます。

 

今回の売却が【成功】した要因としては2つのことが考えられます。

 

1.退去後、室内クリーニングを行ったこと。

 

当物件は販売当初居住中での販売でした。

居住中の期間はなかなか買主様側と日程の調整ができず機会を逃していたところがあったと思います(これはやむを得ないところです)。

退去後は空室出の販売となりましたが見学されたお客様の印象はそれほどでもありませんでした。

「潮目」が変わったのは弊社の提案により、室内のクリーニング工事を行ってからです。

 

住み替え(引越し)は慌ただしいもので、ゆっくり室内を清掃する時間をかけられないこともあります。今回は他県への住み替えだったこともありなおさらでした。プロの業者の特殊な機材や薬剤を用いたクリーニングは効果が高いので、費用はかかりますが売主様に承諾していただきました。

また新築から15年ほどお住まいでフローリングに黒ずみが生じておりました。

これはワックスの上に発生しているため、あらたにワックス塗布をするためには既存のワックスの剥離作業が必要になります(追加の費用がかかります)。この部分も了承をいただき、フローリングが輝きを取り戻しました。

このワックス剝離・再塗布の作業が大きかったと思います。

汚れが目立つフローリングですと買主様はフローリングを交換することを考えます。

フローリングは管理規約でL-45といった遮音等級の基準が定められていることが多く(高価です)、少し広いマンションですとすぐに100万円前後といった費用がかかってしまいます。

手間と数万円の費用をかけてをかけてワックス剝離・再塗布を行ったことにより、フローリングの交換を考えるお客様が減少し、見学後の反応が著しく良化しました。

中古マンションは【現況渡し】が原則で汚れや傷があることも当然です。

ただし高額な取引になりますから、【売り物】として、見る方に気に入っていただけるように「見た目」を良くする努力は重要なものがあります。少しの努力で印象が変わり売れやすくなり、結果的に高値での成約に結びついたと思います。

 

2.妥協せずに希望価格での販売を継続したこと(時間をかけたこと)。

 

今回成約した金額は、販売前に私が査定し「3か月程度で市場で売れそうな金額」として提示させていただいた金額よりも高い価格となりました。

参照できる取引の事例が豊富な大型マンションであり、当時の査定は特に低かったとは思いません。

ただ仲介業者の査定はあくまで【目安】。

今回の売主様は「ある程度時間をかけても構わないので、高く売りたい」という希望があったため、それに従い査定価格から少し上乗せして販売価格を決定しました。途中一度価格の見直しがありましたが、約8カ月かけて希望通り高値で売却することができました。

現在は中古マンション市場は好調です。時間をかけても相場が崩れることがなかったため、結果的に良い判断になりました。

ただし相場いつでも動きます。常に時間をかければ高く売れるわけではなく、逆の結果を招来することもよくあることです。相場が一定であっても、検索サイトに長期に掲載されているとお客様側から見てなんとなく「売れ残り」感が出てしまい、思うように売れなくなることもあります。慎重に進める必要が常にありますが、今回は売主様の時間をかけて売るという判断が好結果につながりました。

 

販売の戦略はお客様・物件によって異なるものです。

今後も何が最適かを深く追求して適切なアドバイスをできるように心掛けていきたいと思います。

 

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

渡部

 

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最終更新日:2022年6月24日
公開日:2022年6月23日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

今週はお預かりしていた杉並区のマンションのお引渡しの手続がありました。

杉並区の中古マンションが成約しました

 

売買契約から約3か月後のお引渡しとなりました。

売主様誠におめでとうございます。

 

買主様はネット銀行をご利用だったため、お引渡しの手続は約30分ほどで終了しました。

ネット銀行は少し準備を前倒しで行う必要があり、全体的に柔軟性に欠けるところは否めませんが、決済の当日の手続は早く、あっという間に手続が終わります。決済(お引渡し)の手続も少しずつ変わりつつあり、メガバンクもやがてこうした「ネット銀行寄り」の手続に代わっていくのではないかと考えています。

 

梅雨入りして雨が増えてきました。

しばらく億劫な時期が続きますが梅雨が明ければもう夏です。

今年の夏も暑くなるようです。

昨年の暑さを思い出すとげんなりしますが、体調管理には気をつけて乗り切っていきたいと思います。

 

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

渡部

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公開日:2022年6月15日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

この度千葉県習志野市のマンション【ユトリシア四番街】が成約しました。

 

 

売却のご相談を受けてから約3か月。

売り出し当初はオーナー様が居住中でしたが、空室になってからは比較的早期に成約しました。

オーナー様誠におめでとうございます。

 

【ユトリシア】は全体戸数1453戸の地域を代表する大規模マンションです。

この規模になるとマンション自体が「一つの街」という感じで、共用部の充実度は目を見張るものがあります。

フィットネス施設・事務があるマンションはタワーマンションなどで結構ありますが、「体育館」があるマンションというとほとんどないと思います。

 

 

バレーボールやバスケットボールのクラブがあるそうでとても楽しそうですね。

 

周辺に商業施設が集積しており、とても暮らしやすいマンションだと思います。

 

弊社への依頼のきっかけはお子様からの紹介でした。

他県での土地の購入相談でしたが、その後親族の方をご紹介いただきました。

このように親族・知人をご紹介いただく機会が多いのが弊社の特徴です。

皆様も奮ってご紹介ください。

 

REDSご紹介制度のご案内

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

渡部

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最終更新日:2022年6月25日
公開日:2022年6月9日

皆様こんにちは。

REDS不動産流通システムの渡部です。

 

ご売却を担当させていただいておりました練馬区のマンション【クリオ富士見台ガーデンテラス】。

 

 

この度無事に成約となりました。

仲介での成約で仲介手数料は一般的なケース(3%+6万円)の半額となりました。

売主様誠におめでとうございます。

 

西武池袋線「富士見台」駅徒歩3分の好立地と落ち着いた住環境が魅力の物件でした。

 

西武池袋線の当地域周辺エリアは高架化事業が素晴らしい効果を上げたことと、副都心線との乗り入れの開始によりエリアの魅力が高まり人気が上昇しています。周辺の人口や駅の利用者数も増加傾向です。特に有楽町線と副都心線との乗り入れは都心方面や渋谷、横浜方面へのアクセスが良くとても便利です。緑も多く住環境は整っており、バランスの良い住みやすいエリアではないかと思います。

 

6月に入り汗ばむような天気の日が増えてきました。

日によって気温差が激しい時期でもあります。

体調管理に十分気を付けていきたいと思います。

 

渡部

 

 

 

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最終更新日:2022年10月20日
公開日:2022年5月26日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

【健康保険証の原則廃止】がニュースになっていますね。

 

(保険証、原則廃止を マイナカード普及で―厚労省)

『厚生労働省は25日、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる「マイナ保険証」の普及に向け、現行の保険証を原則廃止する案を同日の社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の部会に示した。・・・』

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022052500438&g=soc

 

昨年から従来の健康保険証に加えてマイナンバーカードも利用できることとされていましたが、一歩進んで将来的に現行の健康保険証は廃止する方向であることが明らかになりました。

【行政のデジタル化】のために避けて通れないところなのでしょうか。
馴染み深い健康保険証が廃止になるのは時代の流れでしょうか。

 

この健康保険証は不動産取引ではかなりの頻度で登場します。
顔写真付きではないものが多いこと、行政機関が発行したものではないことから、本人確認書類としてはそれだけでは足りないのですが、【住宅ローンの審査】ではほぼ必須となっています。

 

審査で健康保険証が用いられる理由は2点。

一つは健康保険が国保か社保かを確認し、勤務先の規模や順法性をチェックすること。
従業員5人以上(だったと思います)を雇用している事業主は健康保険に加入させる義務があるのでまず「国保でないか」をチェックします(国保でも審査は通ります)。

 

もう一つは【勤続年数のチェック】。
これが大きいですね。
勤続年数は転職が珍しいことではなくなりかつてに比べると柔軟な見方も出てきていますが、それでも審査では大きなポイントになります。

勤続年数は健康保険証の「資格取得年月日」で判断します。
会社のM&A等に伴う組織変更や健康保険組合の統廃合等にともなって入社日とずれることもありますが、基本的には健康保険証の資格取得年月日で勤続開始時期をチェックします。

 

住宅ローンの審査は書面審査が原則です。
健康保険証が廃止になった場合、勤続年数はどのように審査することになるのでしょうか?

 

現在でも外資系企業が絡む組織変更等々の場合で資格取得年月日が不明確なケースがあります。
こうした場合は勤務先に「在籍証明書」を発行してもらったり、「ねんきん定期便」のコピーで勤務履歴を確認したりしています。
しかし在籍証明書は発行に時間がかかるケースが多く、ねんきん定期便は保管がなかったり電子版になっていたり、スムーズに進まないことが多いです。

 

【マイナ保険証】になった場合、どのように審査を進めることになるのか?
今から不安ですね。

 

廃止になる時期はまだ決まっていないようです。
一般化するのは相当先になりそうですが、「先進的な」会社などでは徐々に健康保険証を廃止していく流れになるかもしれません。
ローンの審査はスピード勝負で早く審査の承認が取れると物件を押さえやすくなり、遅いと他のお客様に物件を奪われます。
場合によっては物件を探し始めの早い段階で在籍証明書を勤務先に発行してもらうこと、なども必要になってくるかもしれません。

 

今後は金融機関側の対応を踏まえて戦略を練っておく必要がありそうですね。
制度の移行期や過渡期はいろいろ大変ですが事前に準備していきたいと思います。

何か実務での動きが分かりましたら当ブログなどでアナウンスしていきたいと思います。

 

それではまた。

 

渡部

 

 

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公開日:2022年5月19日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

この度祐天寺のマンションの決済手続が無事に完了しました。

 

売却の相談を受けてすぐに買い手が見つかり早期成約できました。

売主様誠におめでとうございます。

 

ただし海外在住の売主様で登記手続は通常よりも大変でした。

 

購入の際もお手伝いさせていただきましたが、当時も海外に居住されていて登記手続が国内に居住されている場合よりもやや大変なことはご理解いただいておりました。

ただ購入と売却では全く登記の「重み」が違います(売却の手続はより慎重な手続が必要になります)。売却の方が面倒で複雑、集める書類も多くなります。

 

また売主様が「非居住者」で一定の要件を満たしている取引内容だったため【源泉徴収】の手続が必要で、こちらも事前に制度の内容をご理解いただくのに少々手間取りました。不動産取引は一般の方には分かりにくいことが多いですが、その中でも【非居住者の源泉徴収制度】は屈指の分かりにくさがあってご理解いただくのに時間がかかることが多い印象です。

 

いろいろありましたが無事に決済を終えることができて安堵しております。

 

今後も海外居住者の購入・売却などの相談は増えてくると思います。

特有の手続・注意点がありますが事前に理解・準備しておけばそれほど心配することはありません。

お気軽にお問い合わせください。

よろしくお願いいたします。

 

渡部

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最終更新日:2022年6月5日
公開日:2022年5月6日

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

先日お客様とお話していたところ、

「タワーマンションの修繕積立金は将来の値上げが心配で躊躇する」

「階数がそれほど高くない一般的な大きさのマンションの方が値上げ幅が抑えられて自分達に合っているのではないか」

というお話がありました。

ネット記事でも「タワーマンションは将来の大規模修繕でとんでもない費用がかかるからやがて廃墟化する!」というようなものもたまに目にしますね。

 

実際はどうなっているのか?

 

タワーマンションは1972年の【三田綱町パークマンション】が第一号と呼ばれることがあります。
ただあちらは地上19階建てで現在は一般にタワーマンションは「20階以上」と定義されることが多いので1976年の【与野ハウス(地上21階建て)】が第一号とされているようです。
いずれにせよ1990年代くらいまではまだまだ珍しい形態でした。
1997年に建築基準法が改正され「高層住居誘導地区」が導入、これ以降都心部・湾岸地域などで多くのタワーマンションが建築されました。
建築が本格化した2000年代からもまだ20数年、まだまだ修繕の実施事例(特に複数回の大規模修繕工事)が少なく、将来どうなるのかはこれから明らかになってくるところは否めません。

ただ国土交通省が「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」というものを作成・公表しています。

 

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000052.html

https://www.mlit.go.jp/common/001080837.pdf

 

実際に適用されている修繕積立金ではなく、作成された長期修繕計画を参照し、

 

「長期修繕計画の計画期間全体に必要な修繕工事費の総額を、当該期間で積み立てる場合の専有面積(㎡)あたりの月額単価」として分析したものです。

 

事柄の性質上、物件ごと建物ごとに個別差が出るのは避けられないためあくまで参考データですが、

 

「超高層マンション(一般に地上20 階以上)は、外壁等の修繕のための特殊な足場が必要となるほか、共用部分の占める割合が高くなる等のため、修繕工事費が増大する傾向にある」

 

という事実に着目し、「地上階数20階未満」と「地上階数20階以上」に建物を分類して比較しています。地上階数20階未満のものはさらに延床面積に応じて4つに分類しています(個人的には延床面積に加えて「戸数」のデータも詳しく見てみたかったところですが)。

 

【計画期間全体における修繕積立金の平均額の目安】は以下のようになっています。

 

 

ばらつきが大きい数字のため「事例の3分の2が包含される幅」と「平均値」の2つの数字が示されています。
「機械式駐車場がある場合」は別とするなど、個別のケースごとに考えなければならない点はありますが、とても参考になる数字だと思います。

 

この数字から「地上階数20階以上」のタワーマンションの修繕積立金について示唆されることは、

 

「タワーマンションの修繕積立金(長期修繕計画での見積ベース)はやや高くなる傾向がある」

「ただしその数字は延床面積5,000㎡未満の物件とほぼ同じくらいである」

 

ということになるでしょうか。

 

延床面積5,000㎡未満のマンションは、都内で分譲済みのかなり多くの物件が含まれます。
そうするとデータ・想定上は修繕積立金が将来とんでもない額まで上昇するというほどではないのかもしれません。

 

逆に「延床面積が小さい物件はタワーマンションと同程度に将来修繕積立金の上昇がある」と判断すべきかもしれません。20階建て未満のタワーマンションではない大型物件が比較的割安といえるかもしれませんね。

 

機械式駐車場の有無や共用部分の施設類を含めた物件のグレード等によっても大きく変化するデータですので、そのまま個別の物件に類推して考えるべきではないかもしれませんが、一つの目安として参考になるのではないかと思います。

 

個々の物件の長期修繕計画はそれぞれ異なりますので個別に検討する必要はありますが、一つの参考データとしてお役立ていただければ幸いです。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

渡部

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公開日:2022年4月29日

皆様こんにちは。

 

指定流通機構である東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が2021年度(令和3年度)の【首都圏不動産流通市場の動向】を4月19日に発表しました。

 

http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_202104-202203.pdf

 

本年1月に「2021年(1月~12月)」の同様のデータが公開され当ブログでも取り上げました。

 

東日本不動産流通機構 【首都圏不動産流通市場の動向(2021年)】をリリース

 

今回のデータは「2021年度(21021年4月~2022年3月)」のデータで3か月ずれたものです。

 

中古マンションの成約物件の平均価格は 7.7%上昇の3949万円とのことです。

上昇は9年連続。「東京オリンピック後にマンション価格は下がる」という「説」もありましたが、少なくとも中古マンションでは完全に外れましたね。

 

中古戸建の成約物件の平均価格は10.2%上昇の3524万円。3年連続の上昇でこちらも好調です。

 

データを見ていて気付くのは、「新規登録物件の数」がここ数年でどんどん減少していること(同時に、成約価格はどんどん上昇していること)ですね。

 

過去3年間の新規登録件数を抜き出してみると、

 

【中古マンション 新規登録件数】

2019年度 201,966件

2020年度 170,388件

2021年度 160,554件

 

【中古戸建 新規登録件数】

2019年度 73,229件

2020年度 57,580件

2021年度 49,035件

 

【新築戸建 新規登録件数】

2019年度 89,414件

2020年度 62,345件

2021年度 40,770件

 

【土地 新規登録件数】

2019年度 59,077件

2020年度 44,713件

2021年度 26,532件

 

このように全てのカテゴリーで顕著に数が少なくなっています。

こうした中で成約件数は横ばいか数%程度の上下ですんでいます。

物件が少ない中で例年とあまり変わらない件数が成約しています(なかでも中古戸建は成約件数は前年度比4.5%増、14,732件で過去最高を更新したそうです)。

 

価格が上がっているのもやむを得ないところでしょうか。

 

数字を眺めているといろいろなことを考えさせられます。

 

購入を検討されている方はこの傾向が続くと物件が少なく苦労も多くなりそうです。

 

売却を検討されている方は物件が少ない市場はチャンスが増えるのである意味で「好機」といえるかもしれません。

 

首都圏全体でのデータですが皆様も参考にしていただけると幸いです。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

渡部

 

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