堤 延歳(宅建士・リフォームスタイリスト)
NHKドラマ正直不動産、現場監修担当の堤です。
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最終更新日:2021年9月6日
公開日:2021年9月5日
【仲介手数料最大無料】不動産流通システムREDS宅建士/CFP/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/公認不動産コンサルティングマスターの堤 延歳(つつみ のぶとし)です。社会人スタートは教育業界で約10年。その後、不動産業界での門を叩いてからは今年で18年目となりました。
居住中の中古戸建ての案内での出来事ですが、元付け業者さんの営業担当の方がバスルームの大きさの説明をしているときに「これは1616ですね~」とさらっと言っていたことがありました。少しお客様の顔色が???って感じになっておりましたが、住宅ローンにも色々な種類があるようにバスルームのサイズにも色々な種類があります。物件をご覧になっている方でしたらバスルームのサイズは知っている方も多いとは思いますが、少し気になったので調べてみました。
カタログやショールームなどでユニットバスを見ると、「0.75坪タイプ」や「1坪タイプ」など、坪数で表示されていることがあります。これは浴室の床面積を表示したもので、坪数が同じだからといって希望するユニットバスが設置できるとはかぎりません。
ユニットバスとは、壁・天井・床・浴槽など、あらかじめ工場でつくられたパーツを現場で組み立てるタイプの浴室です。サイズは「1616」や「1624」など、浴室内の奥行きと幅を表す数値で表現されています。
1616サイズであれば奥行き1600mm×幅1600mm
1624サイズであれば奥行き1600mm×幅2400mm
という具合です。
規格サイズは10cm単位で設定されています。これは浴室の内寸で、自分で測ることができるため、ぜひ確認してみてください。
一般的な規格サイズは次の8通りです。
0.75坪タイプ・・・1216(奥行1200mm×幅1600mm)
0.75坪タイプ・・・1317(奥行1300mm×幅1700mm)
1坪タイプ・・・・1616(奥行1600mm×幅1600mm)
1坪タイプ・・・・1717(奥行1700mm×幅1700mm)
1.25坪タイプ・・・1618(奥行1600mm×幅1800mm)
1.25坪タイプ・・・1620(奥行1600mm×幅2000mm)
1.5坪タイプ・・・1624(奥行1600mm×幅2400mm)
1.5坪タイプ・・・1818(奥行1800mm×幅1800mm)
ここで同じ1坪なのに、なぜサイズが違うの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、上記のサイズはあくまで内寸です。1坪のサイズは1820mm×1820mmですので、ユニットバスの壁の厚みが120mmですと1717、壁の厚みが220mmですと1616という計算になります。
あとユニットバスの場合、浴槽の大きさは1坪タイプでも1.5坪タイプでもそれほど変わりません。ただ1.5坪タイプですとその分、洗い場が広くなりますので、親子で一緒に入る場合や介護が必要なご家族がいる場合などは快適に入浴できるのでおすすめだと思います。