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  • 公開日:2022年7月18日

不動産会社が教えない、マンション購入で重視するべきランニングコストとは【REDSエージェントの不動産コラム】

REDSエージェント、宅建士、マンション管理士の津司徳義です。

 

マンション選びに「管理」の重要性が以前よりも語られるようになりました。管理の良し悪しをどう見極めればいいのか、マンション管理士の視点から解説します。

 

マンションのランニングコストに注目し、以下の点を意識するだけで、住まい探しの失敗の可能性を大きく減らすことが可能になるでしょう。

 

ビルと計算機 グラフ

(写真はイメージです)

 

マンションに住むと、毎月支払う住宅ローンとは別に、「ランニングコスト」がかかります。それは管理費と修繕積立金と呼ばれ、その合計がランニングコストとなります。

 

①管理費+②修繕積立金=③ランニングコスト(毎月の支払い額)

 

多くのお客様は③の支払総額を重視して購入の意思決定をしています。しかしながら将来の資産価値維持で最も重要な要素は②なのです。

 

あえて優先順位をつけるとすれば、②>①と②のバランス>③、となります。

 

マンションの規模や築年数によっても異なりますが、中間値としての理想は②が㎡単価250円程度、①がそれ以下、結果として③が㎡単価500円未満となります(それぞれの物件には個別の事情があるため、すべての物件で上記があてはまるわけではありませんが、目安になります)。

 

この情報は「管理で選ぶ」という観点では非常に重要なのですが、通常のマンション選びではあまり目にすることもなく、不動産会社の営業担当者から教わることも少ないでしょう。参考指標として判断材料の一つに加えていただければ、住まい探しに失敗する確率を減らす一助になるのではと思います。

 

マンションの管理状況の良し悪しの注目度がどんどん増しているのは、ネットでの情報取得が容易になったことや、最近国や地方公共団体も後押ししていることがあるからです。現時点では、まだまだ注目度は低いと感じますが、マンション購入時に最も注目される重要チェックポイントになるのが時代の流れです。

 

というのも、最近、有料でマンション管理を調査し、買主様に情報提供するサービスを提供する会社が現れているのです。マンション管理に関する専門家のマンション管理士が、管理状況の詳細を調査し、有料で情報提供するのです。

 

費用は数万円程度ですから、数千万円の物件を購入する際には使っても損はないでしょう。今後は増えていくサービスですね。私は、実は約10年前からマンション管理士として知見を生かし、上記サービスを提供させていただいております。お客様には大好評です。

 

客観的なデータをもとにメリット、デメリットの説明をさせていただいております。その結果、私のお客様は、平均的な不動産屋さんよりもマンション管理に詳しくなってしまいます。

 

多くの方にとって、人生で最も高額な買い物である不動産購入、または売却時には、妥協は許されないはずです。ぜひマンション購入の際には、管理について詳しい担当者を選ぶことをおすすめします。

 

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津司 徳義(宅建士・リフォームスタイリスト)

客観的なデータを根拠にご提案させて頂きます。

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宅建士・マンション管理士で、

マンション仲介のスペシャリストである

REDSエージェントの津司 徳義(つし のりよし)が、

物件のオーナー様が安心して売却依頼できるプロを

見抜くための秘訣をお伝えします。

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