皆様、こんにちは!
仲介手数料最大無料の不動産流通システム(REDS)宅建士の荒 芳弘(アラ ヨシヒロ)です。
アスベスト(石綿)について、気になるニュースが報道されました。
バスマット2万点超に石綿 ヤマダHD、イズミなど販売
厚生労働省は28日、家電量販大手のヤマダホールディングス(HD)や、西日本を中心に商業施設を展開するイズミ(広島市)などが販売したバスマット11種、計約2万4千枚に、法令基準を超えるアスベスト(石綿)が含まれていたと発表した。
厚労省によると、バスマットはケイ藻土を使用、北九州市の「不二貿易」が輸入。今年7月以降、ヤマダやイズミのほか、九州や山口でホームセンターを展開する「グッデイ」(福岡市)でも販売された。
通常の使い方をしている限りは石綿が飛散する恐れはないが、削ったり割ったりするなどして破損した際に飛び散る恐れがあるという。
今更このようなことが起きることに驚きました。
アスベストとは
アスベスト(石綿)は、天然にできた鉱物繊維です。熱に強く、摩擦に強く切れにくい、酸やアルカリにも強いなど、丈夫で変化しにくいという特性を持っていることから、その特性を活かしさまざまな製品に使用されてきました。一方、丈夫で変化しにくいため、吸い込んで肺の中に入ると組織に刺さり、15~40年の潜伏期間を経て、肺がん、悪性中皮腫( 悪性の腫瘍) などの病気を引き起こすおそれがあります。目に見えないくらい細い繊維のために、気づかないうちに吸い込んでしまう可能性があります。
日本においては、アスベスト含有製品生産や建設作業に携わっていた作業者の健康被害に対する補償が行われてきましたが、2005年にアスベスト含有製品を過去に生産していた工場近辺における住民の健康被害が明らかになったことで、医療費等の支給など救済措置のための法律が制定されることになりました。
不動産取引において不動産業者は、不動産を購入される方に重要事項説明として、建物について過去に行った石綿(アスベスト)使用調査結果の記録があるかどうかを説明する義務があります。
建物に石綿(アスベスト)があるかどうかの説明とは異なり、石綿使用の有無の調査を義務付けるものではありません。
実際は、石綿(アスベスト)使用調査結果の記録の有無と以下のような説明をしています。
“本物件建物には、アスベストが使用されている可能性があります。本物件建物の解体、改修工事を発注する際には、工事の請負人に対し、当該建築物等における石綿含有建材の使用状況等の情報(設計図書等による)を提供するよう努めなければなりません。また、解体等の工事を請け負った事業者が、契約条件等によりアスベストによる健康被害防止のため必要な措置を講ずることができなくなることのないよう、解体方法、費用等につき労働安全衛生法およびこれに基づく命令の遵守を妨げないよう配慮しなければなりません。詳細は「建築物からの石綿粉じん対策」をご確認ください。アスベストが使用されている建物の解体費用(改修費用)は、通常より高額になる場合がありますので、あらかじめご承知おきください。”
「建築物からの石綿粉じん対策」の詳細内容
石綿(アスベスト)は、家庭用の製品のうち、電磁調理器、冷蔵庫、洗濯機、アイロン、掃除機、エアコン、こたつ、電気ストーブ等に使用されています。(経済産業省の調査 平成17年12月28日現在)
アスベスト含有製品を持っていると危ないのか。
メーカーでは、使われているアスベストが他のものと混合され、固められているものが多く、通常の使用においてはアスベストが飛び散る心配がないとのことです。
早いもので本年も残すところ、あとわずかとなりました。
皆様には1年間大変お世話になり、心より感謝しております。
なお、弊社は、新年1月4日から営業開始となります。
来年も本年同様のご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
来年も売却物件を募集しています。
高値成約・早期売却可能な弊社(REDS)独自の販売システムでご協力させていただきます。
売主様における不動産ご売却にかかる諸費用は、ほぼ100%が仲介手数料です。
最も効果が高いのは、成約価格が高く仲介手数料を安くすることです。
弊社(REDS)のご売却に関するシステムは、両者を兼ね備えたものであると自負しております。
私にお任せいただければと思います。ご連絡お待ちしております。
忙しい年末ですが、体に気をつけてお過しくださいませ。
良いお年をお迎えください。