住宅ローンは35年の借入期間で組んでいる方が多いと思いますが、35歳で借入しても完済するのは70歳、40歳なら75歳でやっと完済になります。いつまで働けばいいのだとなりますよね。そこで皆様がお考えになるのが繰上返済です。
繰上返済と一口に言っても「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があり、それぞれ効果が異なります。
例えば、4,000万円の借入額を金利1.280%で35年間、月々返済額118,209円(元利均等)の条件で、5年後(60回目)に約100万円を繰上返済した場合を比較してみましょう。
「期間短縮型」では1,053,647円を繰上返済すると
13回短縮され、483,070円の利息軽減効果になります。
更に、初めに保証金を支払っていれば、短縮された期間分の保証料が戻ってきます。
「返済額軽減型」では比較のために同じ1,053,647円を繰上返済すると
月々返済額が114,862円に3,347円に軽減され、216,073円の利息軽減効果になります。
比較すると「期間短縮型」のほうが利息軽減効果は大きいのですが、収入が減った場合や、学費などの支出が増えた場合には、月々返済額を軽減する効果は意味があると思います。
定年までに払い終わるように期間を短縮しなくてはとお考えの方もいらっしゃると思いますが、住宅ローンには団体信用生命保険が付いていますので、無理なく支払えるぐらいの金額に返済額が軽減できていれば、期間が残っていても問題ないと思います。
その時のライフステージによって、お選びになるのがよいと思います。
ご利用は計画的にということになりますね。
皆様からの住宅ローンのご相談もお待ちしております。