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最終更新日:2018年11月2日
公開日:2018年9月1日

借地権のメリット・デメリット

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借地権というと、多くの方はとてもマイナスのイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
中には借地権と聞くだけで、物件と価格を見ずに拒否する方も多いです。

 

借地権は何がリスクで、何が良いのでしょうか?
※ここでは圧倒的に多い旧法借地権のお話です。

 

 

■借地権のメリット
まず、借地権の最大のメリットは、安く買える事です。
これが最大のメリットです。

 

 

■借地権のデメリット
・地主から借りているため、自分の土地ではない。
・毎月の地代がかかる。
・更新ごとに更新料がかかる。
・売却の時に、名義変更料がかかる。
・建物を建て替える時に、建替え承諾料がかかる。
・ローンを組む時に、地主の押印が必要。

 

 

およそこのような形です。
メリットに比べてデメリットが多いですね。。

 

ではデメリットが多いから損なのでしょうか?
というと実はそうでもないのです。

 

 

デメリットが大したことが無いとき、安い価格で買える方のメリットが大きい場合は、とてもお得となります。

 

■借地権のデメリットが大したことが無いとき

 

・地主から借りているため、自分の土地ではない。
  →借地権は評価が所有権の約70%ある。実際の売買としても所有権の約7~8割の価格で売買できる。

 

・毎月の地代がかかる。
  →その代わり、固定資産税がかからない。

 

・更新ごとに更新料がかかる。
  →非堅固建物(木造):20年以上、堅固建物(鉄骨造、RC造):30年以上、に1回のため、200万円としても、月当たりは約8300円程度。

 

・売却の時に、名義変更料がかかる。
  →売却時の入金を使って払えるため、価格に見込んでおけば、別途お金を用意する必要はない。(そもそも借地権はその料金込みで売主は価格を出しており、それを含めて所有権の7~8割の価格となります。)

 

・建物を建て替える時に、建替え承諾料がかかる。
  →それほど高くなく、建替える数十年後のこと。中古のまま売却すれば発生しない。

 

・ローンを組む時に、地主の押印が必要。
  →理解のある地主さんであれば、承諾・押印はとてもスムーズ。地主さんもトラブルなく土地を守っていきたいものです。

 

 

このような形で、特に問題のない借地も多く、何より相場の2~3割近く安く買えますので、購入する人も多く、新築で出るケースも多いです。

 

新築で出ているものは、既に問題が無い事を確認しているケースが多いので、売買もスムーズです。
検討している地域で予算がなかなか合わない方は、借地を考えてみても良いかもしれません。

 

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