東京オリンピック代表選考となるマラソングランドチャンピオンシップ、男子はゴール直前まで大激戦で興奮しましたね。
序盤から飛び出し15㎞地点では2位集団を2分以上引き離してトップを独走した設楽選手は後半に失速してしまい、序盤から動きの良くなかった井上選手も15㎞付近でペースダウン。
最終的に大迫選手、中村選手、服部選手の3人がデッドヒートを繰り広げる展開となりました。
2位以内が東京オリンピック代表に内定する今大会、38㎞付近で嘔吐しながらも強烈なスパートをみせる中村選手、そこにくらいつく大迫選手。
しかし残り1㎞を切った上り坂で中村選手が再スパート、そのまま大迫選手を突き放し2時間11分28秒で優勝。
引き離された大迫選手は42㎞付近で服部選手に抜かれてしまい3位。
結果、3強といわれた大迫選手、設楽選手、井上選手を抑えて、中村選手が優勝を果たし2位の服部選手とともに東京オリンピック代表の内定を決めました。
私が一番印象的だったのは、2位で東京オリンピック代表内定を決めた服部選手のコメントでした。
「勝つことを意識していた」という大迫選手に対し、服部選手は「2位を目指してというのはおかしいですけど、絶対に無理はせず冷静に冷静に走りました」
中村選手のラスト再スパートに強烈なプレッシャーを与えられてしまった大迫選手と、中村選手のスパートには過敏に反応せず冷静に走り続けた服部選手。
この意識の違いが二人の明暗を分けることとなってしまった結果をみて、短絡的ですが人生にもあてはまるように感じてしまった、そんなMGCでした。
何はともあれ代表内定おめでとうございます。
東京オリンピックでの活躍に期待してます!