皆様こんにちは。
常に「謙虚」「笑顔」「真心」を忘れない「正直不動産」の村上(むらかみ)です。
さて、前回に続きまして、脳卒中に関する事です。今回は、入院初期のことを書きます。
2021年2月23日にG総合病院に入院しました。後で聞いた話ですが、入院直後はろくに立てもしないくせに仕事仕事!と言いながらベッドから起き上がって帰ろうとしていたそうです。もちろん無意識です(笑)。
目が覚めたのは次の日だったでしょうか。記憶があいまいであまり覚えておりません。次の日に妻にスマホを持ってきてもらいました。コロナ対策のために家族も面会できない状態でした。
意識が戻ってすぐに妻と会社にLINEをしました。高次脳機能障害と横になりながら片手でのスマホ操作という事もあり、全く解読できない文章を送っていたようです。ICUにいたので電話連絡も出来ず、コロナで面会も出来ず、連絡手段はショートメッセージとLINEだけ。しかも誤字脱字だらけで解読不能。引き継いでくれたエージェントには大変な思いをさせてしまいましたが、引渡し待ちの案件も無事に決済を迎えることが出来たようです。さすが弊社の優秀なエージェント!
ちなみに手術は1週間後でした。イメージでは緊急手術だったのですが、脳梗塞の場合は緊急手術の場合が多く、脳出血の場合は出血個所により、先ずは出血を抑えたり、血圧を下げたりの処置をするそうです。
そうこうしているうちにだんだんと現実に引き戻されていきます。
意識は完全に戻り、仕事は?住宅ローンは?医療費は?と不安いっぱいになり目先は真っ暗になりました。この頃になるとネット検索で色々と調べることが出来ましたが、あまり、脳出血のその後という記事は出てきませんでした。
というより、今思えば高次脳機能障害で上手く検索できなかったのかもしれません。正直言うとお恥ずかしい話、あまり貯金もありませんでしたし、金銭面の不安が襲ってきて、無念ではありましたが、自ら命を絶とうとも思いました。
そうすれば住宅ローンも無くなりますし生命保険もおりてきます。金銭面では家族に迷惑かけないかなと思いました。障害者になってしまった自分を介護しながらの生活は難しいと思い始めたからです。しかし、病院って簡単には自決できない環境です。そもそも立てませんでしたし、車いすにも移乗出来ない。死ぬことも出来ないなんて!何もできない!と思い、大変もどかしい思いをしましたし鬱にもなりかけたとおもいます。
ま、今思えば自ら命を絶つ選択をしなくて良かったと思っています。大変不自由な身体ではありますが、お陰様で復職も叶いましたし、微力ながら後方支援としてお客様のお役に立つことできます。家族の笑顔も見ることが出来ます。さて、次回は手術の時の話です.